ブラジルの女性教師に修了証

 
 
Prefeito de Toyohashi Condecora a Profa Cryslaine de Oliveira por servicos prestados a Cidade de Toyohashi.
 
 

 

 
今年6月から豊橋市岩田小学校(彦坂久伸校長、児童数975人)で海外協力交流研修を行っていたブラジルの女性教師、クリスライネ・ダ・シルバ・オリベイラさん(30)が13日、豊橋市役所を訪れ、早川勝市長から修了証を贈られた。同市が今年初めて取り組んだ事業で、クリスライネさんは同校に通う外国籍児童157人の学習サポートや教育相談を行った。19日に帰国し、体育教師として復帰する。

 海外協力交流研修員事業は総務省と自治体国際化協会が95(平成8)年度からスタートさせている。海外の地方自治体の職員を「協力交流研修員」として日本の地方自治体に受け入れ、地方自治のノウハウや技術の習得を図るのが狙い。

 豊橋市は、外国籍市民が2万人に達し、うちブラジル人が1万2000人を数えるなど、「地域の国際化」に積極的に取り組んでおり、昨年6月には、加藤正俊教育長らがブラジルに行き、現地の実情を視察した。

 その1つにパラナ州パラナヴァイ市があり、市長はその後、交流(提携)を求めて豊橋市を訪れた。今回のクリスライネさんはパラナヴァイ市教育委員会から体育教師として豊橋市に派遣された。「日本の教育関係者が視察に訪れたと聞き、日本に興味を持った。視察団と直接会っていないが、日本に行ってみたくなった」。

 今年5月下旬に来日し、滋賀県内で1カ月間語学研修をしたあと、6月下旬に豊橋市に来て、ブラジル人児童の多い岩田小に赴任した。外国籍児童の学習サポートや生活相談、ブラジル国籍の保護者らに対する教育講演などを行った。このほかダンスクラブを設立してヒップホップを教えたり、運動会でも活躍した。

 市役所には彦坂校長らとともに訪れ、早川市長と懇談。「おにぎりやみそスープ(汁)が大好きになった」と好感度。彦坂校長が「給食を一緒に食べた」。

 早川市長は「豊橋が好きになってくれてうれしい」。クリスライネさんは「ぜひパラナヴァイに来てほしい」。印象について「ブラジル人が多いから生活面でも困らなかった。ただ子どもたちも親もブラジルに帰りたがっている」と話した。

 

npo-ABT Associação Brasileira de Toyohashi について

Entidade sem fins lucrativos trabalhando em prol da comunidade brasileira no Japão
カテゴリー: Intercambio パーマリンク

コメントを残す